【SDGs目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに】
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
しかし、世界の人口の12億人以上が今だ近代的な電気(光)を使えない状況下に置かれており平等にエネルギーを使用することは出来ていないのです。
また多くの国や地域で有限のエネルギー(石油、石炭、天然ガスなど)を多く使用する事に温室効果ガスの排出が高まっており
少しでも多く抑制していかないと地球温暖化、気候変動に大きな影響を及ぼす事となります。
限りあるエネルギーを効率よく使いまた新たにエネルギーを生み出す再生可能エネルギー(太陽光発電、地熱発電、風力発電、バイオマス発電など)
を世界中で持続的に開発し使用することが大きな目標です。
1.エネルギーの種類
地球上には様々なエネルギーが存在していています。このエネルギーを使用する事により便利で快適な暮らしが出来ています。
世界中の人が限られたエネルギーを使用続けたとしたらどうなってしまうでしょうか?
例えば石油や石炭などしか使えなかったらエネルギーを消費するとともに二酸化炭素や温室効果がガスが大量に発生してしまい空気の通りが悪い所でしようしてしまったら
発生した煙を吸い込む事により体調不良になったり一酸化炭素中毒で死に至る事だってあります。
また、それと一緒に燃やす木材を使用すれば世界からいずれ木がなくなり酸素量が減ってしまいます。地球全体に悪影響が及び人や生物が住めなくなってしまいます。
様々エネルギーの存在を理解して正しく使用する事もとても重要な課題ととなります。
1.1有限エネルギー
限り有るエネルギーとして化石燃料があります。
化石燃料とは石油や石炭、天然ガスといったものになり、一度使ってしまうとなくなってしまうものになります。
石油(原油)が一番取れる国はアメリカ(凡そ66,9億㌧)次にサウジアラビア(凡そ57,8億㌧)になります。
石炭が一番取れる国は中国(凡そ36,8億㌧)次にインド(凡そ7,6億㌧)になります。
天然ガスが一番取れる国はアメリカ(凡そ831,779百万㎥)次にロシア(凡そ669,481百万㎥)になります。
日本はこの限り有るエネルギーの殆どを輸入しています。
石油は主に動力の燃料や原料として世界各国で使わています。
動力:車 飛行機 船 火力発電所 ストーブ ビニールハウスに
原料:タイヤ プラスチック レジ袋 消しゴム 化学繊維服
石炭は炭の密度により用途が解れています。
一般炭:いわゆる燃料として用いられる石炭で、火力発電、一般産業のボイラ燃料、セメント製造用などに利用されています。
原料炭:鉄鋼を作る際に用いられるコークスの原料になる石炭です。
天然ガスは一度マイナス160度まで冷却し液化してから運ばれ燃料として使われます。
都市ガスやプロパンガスなどに液化して家庭や工場に運ばれ暮らしを支える大きな存在になっています。
天然ガスを液化したものをLNGと呼ばれ石炭や石油に比べ一番クリーンに使用でき震災場所などでも大きく利用されました。
天然ガスは有限であるものの近年一番注目を集めている化石エネルギーと言われています。
1.2無限エネルギー
自然の中には無限になくならないエネルギーが存在します。
太陽の光、河川や海の水、自然の風になります。
これらの自然のエネルギーを非化石エネルギーと呼び半永久的にエネルギーとして利用できると言われています。
また再生可能エネルギーと呼ばれ大きく分けて7つです。
太陽光 風力 水力 地熱 太陽熱 大気中の熱その他の自然界に存在する熱 バイオマス(動植物に由来する有機物)の7種類です。
近年家づくりの中でもゼロエネルギーに力を入れはじめ住居の生活で使用する、ガスなどを使わずすべて自家発電による電気エネルギーや電気を使用した際の熱エネルギーを使い家屋のシステムを使用する試みです。
こんな家に住んでしまえば地球に優しいだけでなくお財布にも優しい家になります。
まさに一石二鳥に
豊な生活と自然との共存が今後の世界をよりよくしていく持続可能な開発目標を達成する大きな一歩となっていく事でしょう。
2.エネルギーの節約
私たちが普段使っているエネルギーはあらゆる場所で使われています。
世界中の使用エネルギーを少なくしたり減らす事はとても困難です。
世界規模でエネルギーを節約させる事は一人では絶対に出来ないでしょう。
個人レベルでエネルギーの節約は家庭内は普段の生活の中で世界中の人が意識すれば出来る事なんです。
特に先進国に住んでいる人は電気、ガス、水、紙、等の節約を一人ひとりが意識する事がとても重要です。
2.1電気の節約(節電)
普段の生活の中でエネルギーの節約を心がける事は個人で出来るSDGsです。
①昼間はなるべく照明をつけない
②使用していない家電のプラグをコンセントから外す
③暑い日は窓の開閉で部屋の温度調節する
④夏場はクール敷き布団やタオルケットを使う
⑤冬場は暖かい敷き布団や毛布、羽毛布団を使う
⑥寒い日は雨戸を閉めたりして部屋の温度を下げないようにする
⑦エアコンの温度調節をエコ設定にする
可能であればやってみよう
①電球をLED電球に交換する
②古い家電製品を省エネ家電に買い替える
②太陽光パネルを取り付け自家発電をする
実は電気の節約は地球にも優しいですがお財布にも優しいんです。
2.2水の節約(節水)
安全な水を利用できる事は当たり前ではありません。詳しくはSDGs.6安全な水とトイレを世界中に
水も限り有るものです。
①歯磨き、洗顔時に水を出しっぱなしにしない
②食器洗いはため洗いする
③お風呂は週に何回かシャワーだけにしてみよう
④洗濯はまとめて洗う
⑤洗濯水は入浴水を再利用する
⑥トイレの大レバーと小レバーを使い分ける
⑦油汚れは紙でふき取って捨てる
可能であればやってみよう
①シャワーノズル、ホースを節水用に交換する
②食洗機を導入する
水の節約(節水)をする事で環境に優しく、お財布にも優しいんです^^
節水も出来る事からでいいので始めてみてください。
大:約8ℓ~10ℓ
小:約4ℓ~6ℓ
節水用トイレから一般的なトイレで水の量に差はありますが使い分けてみましょう。
3.資源を大切にする
化石エネルギー(石炭、石油、天然ガス)から作り出される原料タイヤ プラスチック レジ袋 消しゴム 化学繊維服等
こういった使用の制限が近年活発化してきており、今までは無償だったものが有償化してきまいます。
化石エネルギーを使用する際には多量のCO2や科学物質や温暖ガスが発生し地球に悪影響を及ぼすからです。
とは言っても現状はこれらを利用しないと豊な生活を送る事は出来ません。
少しでもリサイクル、リユース、リデュース出来るモノはしていきましょう。
3.1資源の節約
必要なモノだけ利用し、必要な分だけ購入しましょう。
①ビニール袋は極力もらわないようにする
②買い物時トートバック、リュック、エコバックを利用する
③飲食時必要以上に紙ナプキンを取らない
④買い物は近場で済ます
⑤近場の移動は徒歩、自転車、公共機関を利用する
⑥買い物時は買い物リストを作成してから出発(必要以上にモノを買わない)
⑦一度買ったものは長く使用する。(1度しか使ってないのにすぐに買い替えない)
⑧その日食べるものは見切り品や訳あり品を買う
可能であればやってみよう
①車の整備をこまめに行う(整備をする事でガソリン消費、排気ガスを抑えられます)
②車を電気自動車に乗り換える
③使わないものは寄付しよう
④新品ではなくビンテージモノを購入しよう
⑤サステナブルフードを食べよう
究極的に「持続可能な」モノ、食品、行動をいきなりやろうとしてもめんどくさくて続かなくては意味がありません。
少しずつ理解し、体感して出来る事から始めましょう。
僕自身もいきなり明日から電気自動車に買い替えたり、サステナブルフードを利用するなんて事は出来ません。
その地域のモノを買う事により長距離トラックなどで運ばれるモノが少なくなれば必然的に
ガソリンの使用やCO2や排気ガスを抑える事が出来ます。
また、潔癖症の方や拘りが強い方
世の中には沢山の考えを持った方がいます。
すべてを実践し行動するのは非常に難しいです。
SDGs1貧困をなくそうで説明している通り、相対的貧困状態の方が寄付をしたり、家電製品を買い替えたりするのは困難です。
何度も言いますが自分が出来る事から始めていきましょう。
持続可能な食べ物
無農薬の野菜、乱獲されていない魚介類などがあたります。
農薬を使い過ぎると土が汚染されて次回の農作物が育たなくなったり、水と一緒に川や海に流れ生き物に悪影響を与えてしまいます。
魚も網で取った後も必要な量だけを水揚げし取り過ぎた魚は海に還してあげているのです。
乱獲をしているといずれ海や川から魚が居なくなってしまいます。
4.まとめ
有限のエネルギーで生み出されるモノや力は今日まで我々の人々の生活を豊かにし支えてきました。
引き換えに地球環境に大きなダメージを与えてしまっています。
これからは再生可能エネルギーの開発が困窮を極めます。
個人で出来る事は使用しているエネルギーやモノが何から作られどんな風に利用していくかを理解し
どう向き合っていくかが課題です。
可能な限り持続可能で環境に良いモノを選び
電気、水、モノを使い過ぎないようにしていきましょう。
さいごに
普段の生活の中で使用していない部屋の電気を消し忘れたり
エアコンをつけっぱなしで寝たり
水を流しっぱなししたりして
注意されたことはないだろうか?
これらは電気代や水道代など個人に使用した分のお金という負担がのしかかってくるので控えたりしている人が多いでしょう。
では、電気、ガス、水の使用料が無料だとしたらあなたはどんな使い方をしますか?
答えは聞かなくても使用料がかからないなら無駄遣いをする人が大半でしょう。
逆に電気、ガス、水の使用料がすごく高かったら?使用量を抑える、節約する人が増えるでしょう。
世界のエネルギーが高騰するという事はそれだけエネルギーを作るのに費用が掛かったり、エネルギーが少なくなっているからなんです。
環境問題により莫大にエネルギーを作れなくなる環境になったら使えるエネルギーを限りなく制限されるという事です。
そんな最悪な未来が来ないよう今から出来る事をはじめていきましょう。
家庭内のエネルギーの節約を継続し電気代や水道代が安くなってお金が貯まったら
省エネ家電や太陽光パネルを取り付けてみてはいかがでしょうか?
究極はエコ住宅なんていう光熱費ゼロ住宅に住むのもいいですね^^