安全な水が飲めて、トイレが快適に使えるって当たり前だと思っていませんか?目標6.安全な水とトイレを世界中に

SDGs
ユーヤケ
ユーヤケです。今回はSDGs目標6.安全な水とトイレを世界中に。について書いていきます。安全な水が飲めて快適なトイレが使えるって当たり前と思ってない?
アサヒ
当たり前だと思ってます!私は、どちらかと言えば洋式トイレを使います!
ユーヤケ
そうだね~。僕も和式は出来るだけ使いたくないなぁ。それとウォシュレット付きで!それと、アサヒちゃん水道水は飲める?
アサヒ
水道水?飲めるけど…あんまり飲みたくないかな…できればスーパーで売ってるミネラルウォーターが飲みたい!
ユーヤケ
そうだよね。今は学校でも水道水は飲まないよう注意喚起され、浄水された水を飲むように指導されているからね。

【SDGs目標6.安全な水とトイレを世界中に】
すべての人々の水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

世界には安全な水を持続的にすぐ手に入れる事が出来ない人が21億人以上います。

安全な水を確保するためには上下水道を作ったり、浄水場などの設備を作るだけ良いのでしょうか?

水は飲料水として利用する以外に、衣服や体を洗ったり、作物を育てたり、排せつ物を流したりする時にも必要とします。

汚水をそのまま湖や川、海に流してしまうと安全な水、自然、生態系をも汚染してしまいます。汚水を綺麗にして自然に還す事も大きな課題となっています。

1.安全な水の持続可能な管理を確保

途上国において安全な水を得るために村から何時間もかけて水を汲みに行き、それだけで半日が終わってしまうなんて事もあります。

病気やケガや悪天候に見舞われたときに汲みに行く事ができません。そうすると近くにたまっている衛生的ではない汚水を飲まざるを得ません。

その汚水を飲んでしまった事により病気が悪化したり、幼い子供が命を落としたりしています。

1.1 汚水を流す危険性

汚水とは一般家庭や事業所、工場などが排出される汚濁された水になります。泥などが混ざった水とは違います。

特に途上国において工場や事業所などから出る汚水は化学物質などの有害物質が混ざっています。

こういった汚水を整備されていない水道管や水路や河川、海に直接流れてしまうとその付近の自然や作物、生物に甚大な影響が出てしまいます。

安全な水を守る事は持続的に汚水を排出する管理体制を十分にする必要があります。

1.2 汚水を流さないために出来る事

汚水を流さないために出来る事とはいったいどんな事があるでしょう?

工場や事業所においては極力汚水を直接流さない事がとても重要です。そのため発展途上国、先進国において法律により汚水の扱いについて固く守られています。

工場排水は業種によって水質も大幅に異なります。それ故現行では加圧浮上や砂ろ過、生物処理、活性炭といった種々の組合せで処理されています。

一般家庭においても調理用油を固めて捨てる 強力洗剤の使用後は多量の水で薄めて流す事を心がけていきましょう。

他にも汚水だけで水道管を守るために行う事
NG 熱湯を直接流す
キッチンの配水パイプには一般的に塩化ビニル樹脂などが使用されていますが、塩化ビニル樹脂は62℃~72℃で軟化します。
NG 小麦粉類を流す
小麦粉は水と混ざることで強力な接着剤の固くなる性質があります。詰まりの元になり調理中に散らばってしまった小麦粉は濡らした紙でよく拭き取り燃えるごみとして処理しましょう。

2.世界に安全なトイレを


世界ではトイレが無い生活をしている人が3人に1人といると言われています。

衛生的なトイレが使用できず、外で排せつをしてしまうと排せつ物から有害な病原菌が体内に様々な要因で侵入してきています。

排せつ物がついてしまった手、飲み水、ハエなどが主な要因です。

これにより下痢を引き起こし免疫力の少ない子供達が一日に800人命を落としていると言われています。

途上国においてトイレが無い事で思春期を迎えた女児にとっては用を足している姿が見られるかもしれないという不安な気持ちから学校を休まざるを得なくなり

勉強について行けず学校を辞めてしまう子もいます。

トイレが無い事は目標4質の高い教育をみんなにと目標5ジェンダー平等を実現しようにもあたります。

衛生的なトイレを世界中に設置する事はSDGs17の目標を達成させるためにとても重要な課題といえます。

2.1トイレ事情

日本はトイレ先進国と言われているほど海外から見る日本のトイレは凄いんです。海外旅行から日本に帰ってきて空港でトイレへ行ったとき感動した人もいるんではないでしょうか?

便座保温、洗浄機能、自動開閉、エチケット音(姫音)色んな機能が付いています。

昨今の日本において和式トイレは減少し洋式トイレが主流となっており様々な場所に設置されています。

デパートや飲食店などの店内以外にも、公園や駅周辺など様々場所にトイレが設置されています。

場所によって見た目が不衛生であれば近くのなるべくキレイなトイレがある場所まで我慢して用を足す事もできます。

先進国においてトイレは当たり前の様に存在しています。トイレは汚さずキレイに使いましょう。

2.2災害や断水

先進国においてトイレは当たり前の様に存在していますが、自然災害や水道管トラブルによる断水時にはトイレは使用できません。

上記にも記述したように油や強力洗剤などルールを守らず汚水を流し続けてしまうと水道管破損や汚れの蓄積により断水してしまう可能性があります。

また昨今の気候の急激な変化に伴い、地震以外に大型台風やハリケーンなどで普段の生活が一時的にできなくなり

トイレやお風呂など生活用水が使用できなくなる事が突然やってきます。

普段使っているトイレが使用できない時に簡易トイレや正しい排泄物処理の知識は身に着けておきましょう。

3.世界トイレの日


国連によって毎年11月19日は世界トイレの日と定められています。

ユニセフ参考 世界トイレの日プロジェクト←こちらのサイトにとても分かりやすい動画が載っています。埋め込み出来なったのでよかったら観てみてください。

世界という大きな目線からですと普段トイレを快適に使ってる人から、トイレが使えない人に対して出来る事は個人として募金などで限られてしまいがちですが

SDGsの考えとして安全な水とトイレを世界中にです。

トイレを衛生的に保つ事や公共の場のトイレを汚さずキレイに使ったり多くの人に利用される事も立派なSDGs活動です。

トイレに入って

汚れていたり、空き缶やたばこの吸い殻が捨ててあったり、落書きしてあったらどう思いますか?

家のトイレ掃除はした事ありますか?

公共の場トイレを何分も入って独り占めしていませんか?

世界トイレの日くらいは家のトイレをピカピカに掃除してみましょう!

4.まとめ

途上国において十分な飲み水や生活用水の問題や課題は多く存在しています。

特に汚水やトイレが無い生活を改善させることは他のSDGs目標を達成させるために大きく影響してくる目標の一つです。

先進国においても油や洗剤などその他化学物質などの使用後の処理についてすべての人が理解して使用しているとは限りません。

今ある水や衛生面を管理する設備を持続的にルールを守って使っていく事もとても重要なSDGs活動になります。

さいごに

目標6安全な水とトイレを世界中についていかがでしたか?

トイレが衛生的に使えるって本当に凄い事だなと改めて実感しました。

水不足以外に普段の水を使えなくしてしまう汚水の問題もとても怖いなと感じました。

水は誰のモノでもないし世界中のすべての人のモノでもあります。

水を汚せば自分に汚れた水が還ってきます。

大切に使っていきましょう。