それでは本題になります。
今回僕は横浜地方裁判所の傍聴に行ってきました。前々からドラマでやっているような裁判を実際に見てみたいなぁという好奇心ありました。
裁判も一言にいっても種類があります。今回は民事裁判と刑事裁判を傍聴してきました。
裁判を起こされる側も起こす側にもこれから生きていく中で個人的には絶対になりたくないものですが、裁判員制度によって関わる可能性は全く無いとは言い切れないので裁判傍聴に参加するのはお勧めです。
裁判員制度:裁判員制度は一部の刑事裁判を日本国民の20歳以上且つ選挙権を持っている方が無作為に選出され刑事裁判の審理に参加する事になります。
1.裁判傍聴
裁判は各都道府県の裁判所で行っています。地方裁判所と呼ばれている場所です。
裁判所のホームページに裁判所の記載住所や当日の裁判の事件案内と時刻や記されています。
しかし、ホームページに載っていない事案もありますのでその日裁判が何も行われていないという事はほぼないです。
裁判の傍聴に行きたいのにホームページに事案が1件も載っていないから行けないじゃん!
なんてことはないです。裁判所に行けば何かしらの裁判が行われています。
1.1裁判はいつやってる?
裁判は平日の午前9時50分~午後17時(延長している場合あり)まで行われいます。
事件内容によりますが一つの事案が1時間程度で終わるものもありますし、1日一つの事案に対して休廷を入れつつ最後の17時の枠まで行っているものあります。
※個人的な感想ですが判決、調停、和解といったような解決まで傍聴するのは回数が多いので難しいなぁと感じました。
1.2傍聴について
裁判所に入ると掲示板に民事裁判と刑事裁判に分かれて本日の裁判事案のスケジュールが載っています。ホームページに載っていない事案も張られています。事案ごとに法廷時間と法廷室番号が書いてあります。
開始時間に指定の法廷室に行くと案内スタッフがいますの案内してくれます。もしこの時に規定の人数をオーバーしていると法廷室に入る事は出来ません。メディアとして注目されている裁判に関しては事前に
ホームページで傍聴券交付の案内がありますのでホームページをチェックしてから来所されることをお勧めします。
どんな事案でも傍聴したいなという事であれば傍聴券もなくすんなり入室できますので安心して下さい。
傍聴中メモを取る事を許されていますがアナログでノートとペンで行って下さい。
1.3途中傍聴について
裁判所に到着したが遅れてしまった。そんな時は途中から傍聴も可能です。
聞きたい法廷室に行くとドアの真ん中に除き窓があります。窓を開けると中の様子が伺えます。席が空いていれば静かにドアを開けて法廷の妨げにならないように入室し、静かに着席し傍聴してください。
2.刑事裁判
刑事裁判とは「国」対「個人」です。何か個人で法律違反を起こした場合に取り扱われる裁判になります。
例えば
・傷害致死・違法薬物(覚せい剤等)・連続殺人・放火・監禁・虐待・etc…
上げると切りが無いですが、事件によって人が亡くなってしまったり、故意的に被害者を死傷させてしまった場合が多いですね。僕も書いて胸が痛くなるような内容です。
裁判の期間も長期的になり中々判決が下らない場合が多いです。
刑事裁判の法廷の特徴として、検察官(検事)が被告人に対し事件の事実確認や証拠を突き付けていきます。被害者の為に被告人に対しより重い刑罰を与える為に奮闘しています。
弁護士は被告人が火を見るよりも明らかな犯罪者であれば被告人の罪、刑罰をいかに軽くするかとして弁護をしているように見えます。
仮に被告人が冤罪であれば無罪になるように弁護人も必死で証拠を集め裁判に挑むんだと思います。(ドラマの様な裁判が実際にあるかはわかりませんがそんな裁判も見てみたいなと感じます)
3.民事裁判
民事裁判とは「個人」対「個人」の裁判になります。
例えば
・著作権侵害・詐欺・損害賠償・財産に関する紛争(お金の貸し借りや土地等)・離婚や親子関係etc…
民事は個人が相手に対し裁判所に訴状を起こした時点で民事裁判に発展します。
裁判の期間も事案によりかなりの長期になる場合があり判決が下る前に「調停」(裁判を辞める事)「和解」で治めてしまう場合もあります。
民事裁判の法廷の特徴して詐欺等の被害者複数いる場合は検察官(検事)が事件や証拠を調べて被告人に対して罪を認めさせ刑罰を与えるといった内容です。被告人の弁護士は刑事裁判と同じく
少しでも事実に基づき刑を軽くしたり、事実と異なれば無罪にするよう務めているように見えます。(個人的に次回は弁護士対弁護士の答弁を傍聴してみたいなと感じました)
4.服装 マナーについて
服装についてですが、裁判所のホームページ上では特に規定や注意はありませんが、個人的にはフォーマルな服装で行く事をお勧めします。近くのスーパーやコンビニなどに行くような服装ですと間違いなく浮きます。
男性の方であれば、カラーパンツ(暗めの色)ワイシャツ(白や淡い色の無地)ポロシャツ(無地、目立たない色)ジャケットやニット
女性の方であれば、綺麗目なトップスにパンツ又は膝下のスカート。(露出系の服は避けましょう)
マナーについてですが、上記にも書いたように私語は厳禁です。事案の内容によってはつい笑ってしまいそうなネット上のハンドルネーム(すんごいおじさんなのに≒キュートなうさぎちゃん等)や知っているお店の名前が出たりします。
ついツッコミたくなるような言葉が何度も何度も行きかう様な答弁もあります。笑ったり、耳打ちは本当に行わないでください。筆談なんて行ったら我慢して笑わなかったぶん大変な事になります。最後までご清聴下さい。
傍聴が終わった後も感想や思った事は裁判所の外に出てかなり離れたところで反省会を行って下さい。裁判所の近くですと関係者や遺族の方々がいらっしゃいますのであなたの何気ない一言が裁判よりも遺族の方々を傷つけてしまう事になります。
相手の立場になって行動し発言しましょう。
5.傍聴席にはどんな人がくるのか
傍聴席にはどんな人がくるのか?
5.1被告人や証言者の関係者の方々
裁判の事案によって様々な関係者の方が来られます。今回たまたま僕の傍聴した裁判が「傷害致死、監禁、覚せい剤」の事案でしたの所謂、裏の社会の方が傍聴席に着席していてとても怖い印象でした。
たまたまスキンヘッドの人が多く傍聴が終わった帰り道にスキンヘッドの方が通り過ぎるととてもビビっていました。
5.2傍聴マニア
もう何回も趣味で傍聴していますオーラが解ります。傍聴中物静かで気配を消しながらメモを取っています。まるでこの空間と一体化しているようでした。休廷になると分厚い活字の本を読んで何事もなかったかの様に佇んでいました。
もう賢者という感じです。
5.3マスメディア報道陣
裁判の事案が世の中に影響を与えるものですと報道陣が傍聴席に来ています。裁判所の前には報道車も来ていてカメラやキャスターさんも来ていました。中の様子はもちろん報道できませんので傍聴するのみですけど。
5.4中学生~大学生
お昼を過ぎた位から授業の一環で学生さん達が引率教員と一緒に傍聴されておりました。夏休み等は中学生、高校生を対象に裁判所の見学で傍聴ができます。夏休みの自由研究や思い出に裁判所は学生さんに使用されているんですね。
事案内容によって少しショッキングな事件もあるのでトラウマにならないといいなぁと個人的に思うところがあります。
5.5興味本位で来られる一般の方
僕もそうですが、夫婦やカップル等男女で来られる方も何組か見受けられました。女性も男性も一人で傍聴されてる方も居ました。弁護士の卵なのか作家さんなのかライターさんなのかわかりませんが単独さんもちらほらいました。
6.まとめ
①裁判傍聴は裁判員制度等で裁判に関わる可能性が等しくある。学生のうちに傍聴をしていなければ一度は体験する事をお勧めします。
②刑事裁判は殺人等のショッキング事件なので心臓が弱い方にはお勧めしません。
③民事裁判は詐欺や不倫、著作権等の事件が多いので初めて行く方にはお勧めです。更に言えば自分が詐欺や著作権侵害等を起こさない、被害者にならない為の勉強にもなります。
④服装やマナーには気を付けてください。私語や笑ったり関係者の方に不快な思いはさせてはいけません。
⑤裁判傍聴は夏休みの自由研究に人気です。横浜地方裁判所の参加が見学は毎年満席になっています。
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